Listening : リスニング

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Listening : 聞き流すだけで本当に英語がマスターできる?

「聞き流すだけで、いつのまにか英語が話せるようになる!」
「聞き流すだけ! テキストや暗記はいっさい不要!」

よく新聞やネットの広告で、聞き流すだけで英語が口をついて出てくるようになるとか、マスターできるとか、 そういうキャッチフレーズの教材を見かけます。 それを見ると、「本当にそうなら、こんな楽なことはない」と、そそられますよね。 ホントに、ホントにそうなら、わたしだってやりたいです! でも……?

なぜ聞き流すだけでは無理?

初級者は、どれだけ英語のシャワーを浴びようとも、聞き流すだけでは無理だと思います。
なぜ無理なんでしょう? 調べてみたところ、いくつか理由がありました。

まずひとつは、幼児と大人の脳の違い。赤ちゃんが言葉を覚えるとき、耳から聞くだけです。聞き流すだけで言葉を吸収することを、 言語学で「習得(aquisition)」といいます。幼児には簡単にできる習得ですが、脳における言語の クリティカルエイジ(機能の発達年齢の限界)が8〜13歳なので、それを過ぎると難しくなってしまうのです。

次に、この習得が起きるのは、現在の自分の英語力より、少しだけ難しいものを聞いたり読んだりしたとき、だそうです。つまり、【自分の実力+1】の教材を聞けば良いけど、【自分の実力+2】では習得が起こらないからダメなんです。

これはわかりますよね。たとえば、勉強したことのないフランス語だと、初級でも当然、【自分の実力+2】以上のレベルなので、何も頭に入らず、眠くなってしまうだけ。また反対に、自分の英語力以下のものを聞いても、新しい習得はないので、これもダメ。

だから、そんな自分のレベルにピッタリの【自分の実力+1】の教材を探すことが、非常に難しい。一般的に出回っている教材は、学習者にとって、特に初心者にとっては【自分の実力+1】以上のものが多いのです。



なぜリスニングができない?

ヴォキャブラリー不足

自分の知らない単語は、耳で聞いても何のことかわかりません。キャッチできないのです。ですから、 最初聞いてみてよくわからない場合は、まず スクリプトで読解やヴォキャブラリーの勉強をして、その上でリスニングを何度も何度も、やってください。それこそ、CDが擦り切れるぐらいまでやると、力がついてきます。

正しい発音を把握していない

日本語感覚で、カタカナで発音を覚えていては、聞き取れません。ヴォキャブラリーを勉強するときに、必ず、正しい発音を一緒に覚えてください。

英語のリダクションに慣れていない

リダクションとは、音の連結、脱落のことです。たとえば、cold have done が couldof done に、must have done が mustof done に聞こえる、など、ネイティブスピーカーの発音はリダクションを伴うことが多いのです。

ちなみにアメリカ英語では、want to が wanna に、 going to が gonna になったりしますが、イギリス英語では普通、そのような発音はしません(たまにする人もいるけど)。

このリダクションの勉強に最適なサイトをご紹介しましょう。

BBC LEARNING ENGLISH / Words in the News

この"Words in the News"は、ニュースの英語を解説していて、重要語彙や表現を音声で聞くことができます。"Click to hear the vocabulary" では、同じ言葉を二回発音していて、最初は一語一語ゆっくりと、二度目は普通の速度で発音しているので、 リダクション(音の連結・脱落)もよくわかり、 とても勉強になります。



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